【ピッチングの配球セオリー】理解で野球の楽しさも成果もアップ!!

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野球をやられている皆さん、しっかりと配球を考えていますか??

配球はバッテリーだけが考えれば良い訳ではありません

打者も配球を考えると、次来る球を予想できるようになります。

そして、バッテリーはしっかりと配球を組み立てることで、打者を高確率で抑えることができますし、何より考えて野球をやることで野球がもっと楽しくなります!!

この記事を読んで頂けたら、次の事が分かります。

この記事で分かる事!
  • 配球が大切な理由
  • 鉄板!!配球のセオリー

私は高校硬式野球まで経験した中年親父で、左利きということもあり、小学校から高校までずっとピッチャーでした。

高校では地方大会ですが公式戦で2試合連続13奪三振を奪った事もあります!!

自分だけでなく、2人の息子の野球も携わり、次男は内野とピッチャーでした。

また、息子の野球では元プロ野球選手を含め、多くの人と知り合い、私自身が現役の頃以上に野球についての知識が増えているのを実感しております。

これらの経験をふまえて、こんな親父が説明していきますね!!

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配球が大切な理由

スピード、コースのパラメーター
  • スピード】⇒速い、遅い
  • 【コース】⇒インコース、アウトコース、高め、低め

まずは基本の基本について整理します。

野球はピッチャーが投げたボールをバッターがバットで打ちます。

投げる球がマシンのように一定のスピードだと、バッターはタイミングが取り易くなります。

また投げる球がマシンのように同じコースだと、バッターはとても打ち易くなります。

逆にこのスピード、コースの組み合わせを変えるだけでも何種類ものパターンができます。つまり、打ちにくくなります。

人間の目の錯覚を利用する

人間の脳科学等、医学的な事は分かりませんが、経験則として、以下の事が言えます!!

配球を組み立てる際にはこれを利用していることになります。


スピード
  • 遅い球を見た後に速い球を見ると、より速く感じます。
  • 速い球の後に遅い球を見ると、より遅く感じて、タイミングを合わせ辛くなります。

コース
  • インコースを見た後に、アウトコースを見ると、より外に(遠く)感じます。
  • アウトコースを見た後に、インコースを見ると、より内に(近く)感じて窮屈に感じます。
  • 低めを見た後に高めを見ると、より高く感じます。
  • 高めを見た後に低めを見ると、より低く感じます。

配球の鉄則!!

速い球は内(インコース)、遅い球は外(アウトコース)

重要な鉄則1
  • 内に速い球!外に遅い球!

インコース打ちは、基本的には準備を早くしてポイントを前で打つ必要があること、また、身体に近いところに速い球が来ると本能的に怖い事から、インコースに速い球を投げるのが有効です。

逆にアウトコースは、身体から遠いので、怖さが無いことから、踏み込み易く、バットを出すだけで容易に当てる事が可能であります。

逆にアウトコースはバッターから遠いので、そこに低く遅い球を投げればバットが届き難く有効です。

内に速い球!外に遅い球!鉄則です!是非覚えて活用して下さい!

対角をいく配球が基本

先ほどの錯覚を利用する話の延長です。

内を見せたら次は外。外を見せたら次は内。

アウトローの次は、インハイ。インハイの次はアウトロー。

対角線を描くような配球これが基本となります。

重要な鉄則2
  • 対角線を描くような配!

「基本」と「鉄則」を踏まえた上での駆け引きが醍醐味!!

ここからが野球の醍醐味となります。

例えば、インハイに厳しいストレートが来ました!!そうするとバッターは、次は外に投げてくると基本的には考えます。

そこで裏をかいてもう一球インハイに同じストレートを投げ込む!!こういった駆け引きが面白いですよね!!

これは試合展開、点差、カウント、打者、様々な要素でパターンが変わってきます!!

野球は奥が深いと言われる一つですね!!

バッテリーが気を付ける事

とても重要な事!!!
  • ウイニングショットを一番厳しい球にする必要がある
  • ウイニングショットから逆算した配球を組み立てる必要がある

バッターのスイング等を見て、このコースが弱い、速い球に遅れている等、しっかりと観察することが大切です。

良く言われる事ととして、ウイニングショット!!(そのバッターへの決め球)を一番厳しい球にする必要があります。

次の例が人間の目の錯覚が悪い方に働くパターンが打たれるパターンです。

打たれるパターン例
  • インコースにぎりぎりのストレートを投げ込んでツーストライクに追い込む。
  • 決め球もインコースのストレートにする場合、その打席で投げたインコースの中で一番厳しいインコースに投げないと、目の錯覚で甘いインコースに見えて打ちやすく感じてしまう。

これはアウトコースでも同じです。

一番厳しいアウトコース基準で、それより甘く入ると打ちやすく感じるのです。

だから、ウイニングショットを一番厳しい球にする必要があるのです。

違う言い方をすると、ウイニングショットから逆算した配球を組み立てる必要があるということです。(最後が一番厳しくなるような配球)

攻撃側はバッテリーのこんなところを見ておこう

狙い球!!
  • ピッチャー不利のカウントで投げてくる球がその日ピッチャーが自身を持っている球(ストライクが取れる球)と言える!!

相手ピッチャーは初球ストレートが多い、決め球はスライダーが多い等、配球を見るのは当然大切な事です。

さらには、こういうところも見た方がいいです!!

ノーストライクツーボールやスリーボール。ピッチャー不利のカウントになった時。その次に投げてくる球がその日ピッチャーが自信を持っている球(ストライクが取れる球)になります

その為、再度ピッチャー不利のカウントの際は、高い確率で狙い球が絞れます!!

変化球でカウントが取れると非常にピッチャーは楽!

特に中学野球レベルですと、まだまだ変化球打ちがうまくない事が多いです。その為、変化球でポンポンとストライクカウントを稼げると、とてもピッチングが楽になります。

高校野球ですら、基本はストレート狙いが多いです。変化球でカウントを稼いで、ストレートはボール球などの見せ球に使用するのがおすすめです。

逆にバッター目線で言えば、甘い変化球を狙うのがおすすめにもなりますね!!

野球の見方が変わります!

配球を考えて野球をする、または見ると、野球をより深く堪能できます。

プロ野球や高校野球を見る際にも、配球を見てみて下さい!!意外に配球ミスや、投げミス等があるのがとても良く分かります。

自分だったらこうする、あぁする等、考えながら見ると楽しくなってきます。

最後に

野球は失敗のスポーツ。または確率のスポーツと言われる事があります。プロでも10回中3回打てば一流打者と言われます。

関連記事

野球は失敗のスポーツと言われる意味、失敗を失敗にしない方法を記載した関連記事です。

【野球は失敗のスポーツ】の意味!失敗から成果を出す考え方と方法!

配球に絶対はありません。投げミスも考慮して、より確率が高い選択をしていくのが配球と言えます。

ただ、確かに配球は大切ですが、しっかりと腕振って投げ込めば、確率のスポーツということもあって、ど真ん中であっても打たれない場合もあります。

これだから野球は面白いですよね!!

今回はあくまで概論的な内容でしたが、とても奥が深く、野球の楽しい部分ですので、是非配球について突き詰めて下さい!!

ではまたっ!!

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中学硬式野球のピッチャーの球速について書いた記事です。ご参考までに。

気になる中学硬式野球ピッチャーの球速(km/h)はこれくらい!!

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